2021-05-09 詩作7「獏」 詩 夢をみていた朝、それだけを覚えている 楽しい夢悲しい夢恐ろしい夢懐かしい夢憧れの夢叶わない夢 全ては獏のエサになるだろう 良い夢は食べないで 残しておいてほしいな嫌な夢だけ食べてくれればいいのに そうすれば押入れの中か 冷蔵庫にでもそっと仕舞っておいてずっとずっと大切にするのに 朝早く目を覚ました日には東の水平線から射す あの煌めく朝日にその夢を掲げるのに