詩作6「ぎゃわぎゃわ」

酒を飲んで布団に潜る度に
あのぎゃわぎゃわがやってくる
胃のむかむかとは別に 頭のぎゃわぎゃわ
その度にいつも 酒を断とうと思えど
忘れた頃にあいつはやってくる
ぎゃわぎゃわ ぎゃわぎゃわと

孤独な時間の中に 奴を視る

ある日気づいた
酒を飲むのはこのぎゃわぎゃわと向き合うためでは?

普段は出逢わない 自分の内に秘めるもの
それと向き合う 自問自答の時間

ぎゃわぎゃわから目を逸らして 生きてはいけない
それこそがいまの自分なのだから
目を逸らしたい 醜悪な内なる自分

目醒めよ、善良なる心よ!
打ち勝て、小さき善なる自分よ!