詩作12「ラジオ体操第二」

目覚ましが鳴る前に目が覚めた

新しい朝だ

 

いつの日から

朝がこわいものになったのだろう

 

希望の朝だ

 

喜びに胸を抱けなくなったのは

いつの日からだろう

 

お兄ちゃんと行った神社の境内

毎日押してもらったスタンプ

 

その数がわたしの誇りだった

 

喜びに胸を抱け

彼女をがっかりさせるな

 

それ、いち、に、さん